初心者におすすめ度 ★★
こちらの本は、風景画を上手く描きたい人向けの本です。特にグラデーションのウォッシュが多く載っています。ただ少し複雑なので、初心者向けのような感じではなく、中級者向け~です。そのこともあって★2つにしました。とても綺麗な水彩画が沢山載っていますので、画集としても見応えがあります。
『ウォッシュから始める水彩風景 劇的に絵が変わる7つの方法』の概要
こちらの本は、2017年4月10日に(株)グラフィック社から発売されています。
著者
笠井一男さんです。
東京藝術大学美術学部を卒業され、東京藝術大学の大学院も修了されています。2002年に横浜画塾を開講され講師をされています。個展やスケッチ旅行なども精力的にされていて、著書も5冊以上出されています。You Yubeでは水彩堂JAPANチャンネルで水彩動画塾を配信されています。
目次
Chapter_01
基本 作品から見るプロセスの重要事項
Chapter_02
レクチャー 風景を絵にするための7つの方法
風景を絵にするための7つの方法
技法解説
1.一点集中
2.色の統一
3.空気の可視化
4.光の道
5.大反射
6.大グラデーション
7.陰影追跡
Chapter_03
風景作品
Chapter_04
デモンストレーションと制作記録
❝Venice is Burning❞
内容紹介
ウォッシュを生かした水彩画の描き方が紹介されています。平塗りやグラデーション、ウェット・オン・ウェット(流し込み・垂らし込み)、拭き取りなど技法も説明があります。モチーフの写真から下描き、ファーストウォッシュ、セカンドウォッシュの写真が載っていて工程が分かりやすいです。
スケッチ場所のコメントもあって面白いです。
感想
初心者の私にはかなり難しい本ですが、綺麗で美しい水彩画が沢山載っていて、見ているだけも楽しめます!にじみが本当に美しくて、空気感というか、それも表現できてしまっていて素晴らしすぎます!画集として持っていても良いですね。
中級者の方でにじみの技法を学びたい人におすすめの一冊です。
ぜひ読んでみてくださいね♪