初心者におすすめ度 ★★★
こちらの本は、はじめて透明水彩を始めたい人向けの本です。画材選びや基本の技法から、面白い画材の使い方まで説明されています。技法の説明が多く載っていて、初心者にわかりやすいです。
『はじめて描く透明水彩』の概要
こちらの本は、2013年3月1日に(株)エムディエヌコーポレーションから発売されています。
著者
青木美和さんです。
早稲田大学第二文学部日本文学卒業後、イラストレーションを手がけます。水彩画グループ水浅葱の会を主宰され、日本スケッチ画会会員、日本透明水彩会会員でもあります。数多くの個展やグループ展を開催され、著書も7冊以上あります。
目次
まえがきにかえて
大人の天才体験
Part1 道具をそろえよう
絵具
紙
筆
その他の道具
スケッチの道具
Part2 透明水彩を描く手順を知っておこう
描きたいものを探してみよう
描いてみよう
①庭の花を摘んで
②海辺を描く
③四角いものと丸いものを組み合わせる
色のレッスン
①色を選ぶ
②色を混ぜる
③彩色の順序
④色をコントロールし、色で遊ぶ
絵のテーマを探すヒント①
絵のテーマを探すヒント②
Part3 作品からわかる透明水彩のヒント
①玄関前に生えた草花の自然な風情
②池に映る風景
③影の形で表現する草むら
樹木の描き方
④スクラッチによる水の表現
⑤雨の日に使うグレー系のバリエーション
⑥石造りの家並み
草花の描き方
⑦美味しそうに野菜を描く
⑧意図的にコントラストを弱める
⑨テーマに視点を絞る
オーナメントの描き方
⑩いくつかの塊で、花を捉える
⑪透明なビンを描く
グラスの描き方
⑫動物の毛の柔らかさを出す
⑬動きのある子供を描く
子供の描き方
Part4 表現の幅が広がる透明水彩の技法
①グラデーション
②ぼかし(ウエット・イン・ウエット)
③にじみ(バックラン)
④ハードエッジ
⑤発色をよくする
⑥光の強弱を表現する
⑦陰影をつける
⑧塗り残し
⑨マスキング
⑩ロウ(ワックス)・ダーマト(白)を使う
⑪カッターを使う
⑫スパッタリング・スプラッタリング
⑬ドライブラシ(渇筆)
⑭塩を使う
⑮霧吹きを使う
⑯様々な質感を作る
⑰修正する
Column
写真から絵を描くとき、現場で描くときの違い
刻々と移り変わるものを描くときはどうするか
描いた作品を飾る
牽引
あとがきにかえて
魔法をおしえて
内容紹介
こちらの本は、Winsor&Newton(ウィンザー&ニュートン)の絵の具を使用しています。初心者向けに、画材選びから丁寧に説明されています。とくに技法の説明が多く載っていて、ロウソクやラップを使っているのも面白いです。文章が少し多めなので、読み物としてもしっかり学べます。
感想
憧れのウィンザー&ニュートンの絵具!は高くてまだ持っていないんですが、こちらの本を見ていると、発色がとても綺麗で、そのうち買ってみたいと思えます!技法が17項目も紹介されていて、初心者には助かります。ロウソクの使い方も載っていて、面白いので、使ってみたいと思います。
リアル寄りというよりはイラストのような感じの水彩画なので、
可愛らしい絵を描きたい人におすすめの一冊です。
ぜひ読んでみてくださいね♪