初心者におすすめ度 ★★
こちらの本は、水彩の技法である〝ぼかし〟と〝にじみ〟を学びたい人向けの本です。
〝ぼかし〟と〝にじみ〟に重要な水加減やタイミングなど詳しく説明されています。
ただ、初心者向けと言うよりは、筆使いや混色などある程度出来る人向けなので★2にしました。
『新装版 水彩画 これ一冊でぼかしとにじみがわかる!~水と絵の具のコントロール~』の概要
こちらの本は、2016年6月1日に(株)日貿出版社から発売されています。
著者
青木美和さんです。
早稲田大学第二文学部日本文学卒業後、イラストレーションを手がけます。水彩画グループ水浅葱の会を主宰され、日本スケッチ画会会員、日本透明水彩会会員でもあります。数多くの個展やグループ展を開催され、著書も7冊以上あります。
目次
はじめに
第1章 ぼかしとにじみを使いこなす
1-1 水と絵の具のコントロール
ぼかしとにじみとは
ぼかしで大切なのは水加減
にじみはタイミング
ぼかし 最初の水の置き方
絵の具は多めに溶いておく
ぼかしとにじみ ドライヤーの活用
陰をつけて仕上げる
1-2 一歩上の使い方
濃淡や多色を使うぼかし
色の上にぼかす
ぼかしを重ねる
一定方向へのぼかし
ぼかし残しと塗り残し
にじみのバリエーション
第2章 やわらかな光を描き出す
2-1 木洩れ日射す苔庭
2-2 光の表現アラカルト
第3章 自然の表情をとらえる〜空と水と緑〜
3-1 波間に漂うヨット
3-2 空と水と緑
第4章 質感と空気感を出すために
4-1 路地裏の猫
4-2 古きよき街角
おわりに
内容紹介
こちらの本は、水彩の技法である〝ぼかし〟と〝にじみ〟に重点を置いて説明されています。ぼかしは水加減、にじみはタイミングが大切とあります。それぞれの技法の描き方や使用例など写真も多く載せて説明があります。水彩紙別にぼかしの見比べもあります。ページ数は63ページと少し薄めです。
感想
丸々一冊〝ぼかし〟と〝にじみ〟について説明されているので、分かりやすいです。透明感があって綺麗な〝ぼかし〟のコツが載っていて勉強になります!使用例も沢山載っていて良いです。〝にじみ〟も塩や霧吹きなどの道具の紹介もあります。透明水彩の醍醐味と言って良い〝ぼかし〟と〝にじみ〟使いこなせるようになりたいですね!
〝ぼかし〟と〝にじみ〟を勉強したい人におすすめの一冊です。
ぜひ読んでみてくださいね♪