初心者におすすめ度 ★★
こちらの本は、水を上手に描けるようになりたい人向けの本です。
水を入れたガラス器、雨粒、川、海など、さまざまな水の表現方法が紹介されています。それぞれの画家の技法が、見られるのでとても勉強になります!
ただ、少し複雑なので、初心者向けのような感じではないです。そのこともあって★2つにしました。ある程度描ける人向けですが、とても綺麗な水彩画が沢山載っていますので、画集としても見応えがあります。
『透明水彩レシピ2 水を描く 32人の技法と作品』の概要
こちらの本は、2016年4月19日に(株)日貿出版社から発売されています。
著者
日本透明水彩会(JWS=Japan Watercolor Society)さんです。現在メンバーは30人弱で、水彩画が持つ「明るさ」「軽さ」「親しみやすさ」を大切にし、水彩画を人々に多く広める為に活動されています。
目次
透明水彩で水の魅力を描く
第1章 水のレシピ
01 水の映り込みを描く
描法コラム1
映り込みの見え方①/映り込みの見え方②/映り込みの見え方③
描法プロセス
バスの車窓の雨粒を描く
02 水の透明感を描く
描法プロセス
ガラスの器の水を描く
03水のゆらぎと波紋
描法コラム2
三原色で描く水彩画/混色テクニック(2色混色)
混色テクニック(3色混色)
二原色で描いた水景色
04水のきらめきを描く
05水しぶきを描く
描法プロセス
波を描く
06水と雪を描く
07水辺のリアリティ
描法コラム3
水面の透視図法
描法プロセス
渓流を描く
海外の画家に学ぶ
描法コラム4
5分で描く水の表現いろいろ
スケッチリポート
ぶらり水辺を野外スケッチ
第2章 透明水彩アラカルト
水景色を描くならここ!
スケッチポイント
内容紹介
32人の画家の技法が見られるので、とても勉強になります。
水の表現方法に悩んでる人におすすめです。描法プロセスでは各画家の使用画材や、作業手順が沢山の写真つきで説明されています。
他に制作ポイントや描法コラム、読みごたえもたっぷりあります。作品のサイズ、水彩紙の種類、スケッチした場所の記載もあり、とても参考になります。
第2章の透明水彩アラカルトでは、各画家の作品が紹介されています。自分が好きな画家や、そこから自分の好みの絵が分かるかもしれません。
感想
とても綺麗で美しい水彩画が沢山載っていますので、見ているだけでも楽しくなります!リアルで写真のような水彩画もあり、ため息が出てしまうほどの美しさです。
日本全国のスケッチポイントが載っていて、現地でスケッチ出来たらとても楽しそう!と憧れてしまいます。
色んな画家の絵を沢山見られる本もあまりないので、
表現方法を模索してる方にはとってもおすすめの一冊です。
ぜひ読んでみてくださいね♪