初心者におすすめ度 ★★★★
こちらの本は、塗り方を4段階に分けていて手軽に早く塗れる方法を学びたい人向けの本です。果物や野菜、花、風景など身近なものの説明が一通りされていて、とても分かりやすく便利な本です。
『4コマ水彩お手本帖 (納得のいく技法シリーズ) 』の概要
こちらの本は、2009年2月1日に（株）学研プラスから発売されています。
著者
鈴木輝實さんです。
太平洋美術学校卒業されています。太平洋展文部大臣賞受賞、数々の展示会にも出品されています。著書は10冊以上あります。彩花堂絵画研究所主宰。
目次
もくじ
絵は面・線・点で成り立っています！
細部よりも、ひとまとまりの「面」で考えます
第1章 水彩画は、対象を大きく面でとらえることから始める
「面」でとらえてみよう
３つの「面」で塗ってみよう
面の基本的な塗り方は3タイプ
面で空間をとらえよう
原則として水彩画は、4コマで描ける！
「面・面・線・点」を生かして4コマで描こう
「4コマ水彩」に必要な絵具と筆
第2章 果物・野菜・花など、身の回りのものを描く
ユズ
リンゴ
洋ナシ
イチジク
サクランボ①②
藤製のカゴ
イチゴ
ミカン
スイカ
カボチャ①②
クワイ
トマト
トウモロコシ①②
ダイコン
ワサビ
シイタケ
ナス
レタス
アサガオ
アザミ
カトレア
ヒマワリ
シクラメン
バラ①②③
アジサイ
スイレン
ユリ
パンジー
人物
ハト
ネコ
タイ
アジの開き①②
アジ
サザエ
ワインのビン
第3章 風景を描く
春の木々
夏の木立
秋の樹木
冬の枯れ木
木の根元①②
林の中の物置
郊外の建物①②
畑の中の小屋
茅葺きの小屋
合掌造りの民家
五重の塔
洋館
漁村
花で飾られた壁面
川面
川に浮かぶ船
陸に上がった船
海の岩と波
滝
パラソルのある風景
内容紹介
こちらの本では、水彩画は4コマで描ける！とのキャッチコピーがあり、手早く立体感のある絵が描けるように説明されています。1コマめが面塗り、2コマめも面塗り、3コマめと4コマめが線・点と4枚の絵で紹介されていて分かりやすいです。
しかも、4コマのお手本画は制作段階を写真撮影したものではなく、1枚ずつ描き下ろした作品で、制作者側の意気込みも感じられます。1作品1時間程度で描き上げるようにすると良いとのことで、初心者が手軽に描けるように学べます。
感想
水彩が好きだけどなかなか手軽に描くことができない、そんな人にぴったりな本です。この4コマ塗りを見ていると、自分にも描けそうと思えます！大きい面から塗っていき、線と点を描き込んで完成、この順番通り描くだけでスピードアップ出来そうです！ついちょっと塗っては細部を描いてみたいなことを繰り返して、作品を描き上げていたのですが、無駄に時間がかかっていたので凄く勉強になりました！
水彩画を手早く描いて沢山練習したい！と思っている人におすすめの一冊です。
ぜひ読んでみてくださいね♪
