透明水彩の描き方~風景画!基本とコツまとめ!

透明水彩の描き方!風景画を主に初心者におすすめの透明水彩の本をまとめました!初心者向けの本から、中級者~向けに分けて、簡単に紹介しています。初心者が今まで知らなかった基本やコツがあります!このブログで一緒に透明水彩の描き方を勉強しましょう!

『四季の彩りとプロのワザ (新装版 珠玉の水彩画)』内容紹介します!

初心者におすすめ度 ★★

こちらの本は、季節の花を中心に野菜や果物、木などの塗り方を学びたい人向けの本です。とくに花の描き方を説明されています。初心者向けというよりは、ある程度描ける人向けかと思います。

 

 

『四季の彩りとプロのワザ (新装版 珠玉の水彩画)』の概要

こちらの本は、2014年8月7日に(株)グラフィック社から発売されています。

著者

右近としこさん(技法解説)と水彩技法研究会(作品解説)です。

右近としこさんは、神奈川県生まれです。渡米の際に、オレゴン州ポートランドで透明水彩を学び始めます。現在はアメリカの5つの水彩団体の正会員として活動中です。

水彩技法研究会さんは2004年に設立され、画家、学芸員、絵画修復家のグループです。

目次

はじめに
技法解説のためのまえがき

第1章 春の彩り
サクラ
ナノハナ
ヒヤシンス
マーガレット
アネモネ
パンジー
ユキヤナギ
スズラン
チューリップ
ポピー
カーネーション
バラ

第2章 夏の彩り
イチゴ
サクランボ
青リンゴ
メロン
スイカ
モモ
トウモロコシ
ホオズキ
イチジク
ブルーベリー
アジサイ
アサガオ
ユリ
ヒマワリ
スイレン

第3章 秋の彩り
秋色の木々
コスモス
キク
リンドウ
カキ
リンゴ
ザクロ
クリとイガ
カボチャ
ブドウ

第4章 冬の彩り
シクラメン
ポインセチア
クリスマスローズ
ツバキ
コチョウラン
レモンとミカン
ダイコン
タマネギ
ナス
ピーマン

作家紹介

 

内容紹介

こちらの本は、2005年に刊行された新装版になります。モチーフごとに、基本的な描き方と個性的な表現の2つで紹介されています。塗り方の工程の写真も多く載っています。
39人の水彩画家の作品が1ページに1点ずつ載っていて、技法と短い解説があります。色々な表現方法が見られるので勉強になります。花や果物、野菜などモチーフは47種類も載っていてボリュームもあります。


感想

季節の花が多く載っていて、描き方の説明も分かりやすいので参考になります。
39人もの水彩画家の作品が載っているので、画集としても楽しめます。
自分の好きな作家さんが見つかるかもしれません♪

季節の花の描き方を、勉強したい人におすすめの一冊です。
ぜひ読んでみてくださいね♪

『水彩手順トレーニング 実例全スタイルとレッスン』内容紹介します!

初心者におすすめ度 ★★★

こちらの本は、塗り方の手順をしっかり学びたい人向けの本です。
初心者には少し難しいですが、基本を身につけてから、さらなる技法の向上を目指している人にはぴったりの本です。

 

 

『水彩手順トレーニング』の概要

こちらの本は、2015年5月7日に(株)グラフィック社から発売されています。

著者

笠井一男さんです。
東京藝術大学美術学部を卒業され、東京藝術大学の大学院も修了されています。2002年に横浜画塾を開講され講師をされています。個展やスケッチ旅行なども精力的にされていて、著書も5冊以上出されています。You Yubeでは水彩堂JAPANチャンネルで水彩動画塾を配信されています。

目次

1 知っているようで知らない 透明水彩の“常識”と“基本の手順”

水彩のきれいな色とは?
一気に一回で塗る
いちど塗ってそのまま乾かす“ウォッシュ”
最初に描くことはなにか?
写真で明暗を見てみよう
基本の手順で描いてみよう
まとめ 基本の手順

 

2 実例ファイル 手順から見る風景の攻略法
01_輪郭線より光と影
02_色と光と奥行きを描く
03_白い建物を描く
04_「あえて描かない」こと
05_逆光の超遠景
06_広がる風景と手順
07_ワンパターンからの脱却のコツ
08_色のバランス

 

3 写真でイメージ・トレーニング 何をどんな方法で塗り残すか?
01_塗り残して表現できること
02_何を塗り残しますか?
03_京都 雪景色
04_波しぶき
まとめ 手順の最初に気をつけること

 

4 実例ファイル 静物を描くおもしろさ
01_風景を描くように静物を描く
02_花と静物を描く手順
03_ミルクとガラスの器のデモンストレーション
04_静物のためのワン・ポイント講座1「楕円、描けますか?」
05_静物のためのワン・ポイント講座2「白いものの影にいろい
ろな色を使う理由」
06_器を並べて描く

 

5 テーマ別講座 デモンストレーション・ノート
講座_01 キューバ ハバナ市街 強い日差しを描く
講座_02 江の島ヨット 構図の引きと寄り
講座_03 風景の人

別冊付録 格段にスキルアップできる 水を使って描くテクニック講座

 

内容紹介

 こちらの本は、水彩の塗る順番に重点を置いて説明されています。一番最初に明るい色や鮮やかな色を塗ることで、綺麗な色が出せます。使用されている絵の具はほとんどが、ホルベイン水彩絵の具です。モチーフを見たまま写し取るのではなく、自分のイメージを持って演出していくことも大切と説明されています。別冊付録の水を使って描くテクニックも分かりやすく勉強になります。


感想

身近で手に入りやすいホルベイン水彩絵の具でも、こんなに綺麗な色が出るのか!とびっくりしました。塗る手順でこんなに変わるものなんですね!明るい色や鮮やかな色は最初に一気に置く、何度も重ね塗りして出す色とは全然違うものなんですね。ファーストウォッシュの思い切りの良さ、見ていてとても気持ちが良いです。

あまり初心者向けではありませんが、とても勉強になります!
透明水彩でもっと綺麗な色を出したい!と思ってる人におすすめの一冊です。
ぜひ読んでみてくださいね♪